麻痺状態(Paralyzed)
定義(SRD 5.2.1準拠): 麻痺状態のクリーチャーには、次の効果があります。
- 無力状態: 無力状態を併せて受ける
- 移動速度0: 移動速度は0になり、増加できない
- セーヴへの影響: 【筋力】セーヴと【敏捷力】セーヴに自動的に失敗する
- 攻撃への影響: 自分に対する攻撃ロールは有利になる
- 自動クリティカル: 攻撃者が5フィート以内にいる場合、自分に命中した攻撃はクリティカル・ヒットになる
無力状態を併せて受けるため、アクション、ボーナス・アクション、リアクションを行えず、精神集中が終了し、話すこともできません。麻痺状態でイニシアチブを振る場合は、そのロールに不利を受けます。
2014年版からの変更: 攻撃ロールへの有利、【筋力】【敏捷力】セーヴの自動失敗、5フィート以内から命中した攻撃の自動クリティカルという主要な効果は変わっていません。
2024年版では「移動速度は0になり、増加できない」と明記されました。また、2024年版の無力状態には「精神集中の終了」「発言不能」「イニシアチブ・ロールへの不利」がまとめられているため、麻痺状態から参照すべき処理が分かりやすくなっています。このうち、麻痺状態でイニシアチブを振る場合の不利は2024年版で加わった実質的な変更です。
卓での注意: 自動クリティカルの条件は「近接攻撃」ではなく、攻撃者が対象から5フィート以内にいることです。また、攻撃ロールが自動的に命中するわけではありません。まず有利を得た攻撃ロールで命中させ、そのうえで攻撃者が5フィート以内にいればクリティカル・ヒットになります。
攻撃位置による違い
| 攻撃者の位置 | 攻撃ロール | 命中後の扱い |
|---|---|---|
| 対象から5フィート以内 | 有利 | クリティカル・ヒット |
| 対象から5フィートより遠い | 有利 | 通常の命中 |
弓や遠隔呪文攻撃でも、攻撃者自身が麻痺した対象から5フィート以内にいて命中させたなら、自動クリティカルの条件を満たします。ただし、敵が5フィート以内にいる状態で遠隔攻撃を行うことによる不利など、別のルールも同時に適用されます。有利と不利が両方ある場合は相殺します。
麻痺状態は【筋力】【敏捷力】セーヴを自動失敗させますが、【耐久力】【知力】【判断力】【魅力】セーヴまで自動失敗にはしません。呪文や効果がどの能力のセーヴを要求しているかを確認してください。