無力状態(Incapacitated)
定義(SRD 5.2.1準拠): 無力状態のクリーチャーには、次の効果がある。
- 行動不能: アクション、ボーナス・アクション、リアクションを行えない
- 精神集中の終了: 維持していた精神集中が終わる
- 発言不能: 話すことができない
- 不意討ちへの影響: イニシアチブ・ロールを行う時点で無力状態なら、そのロールに不利を受ける
2014年版からの変更: 2014年版の状態説明は「アクションもリアクションも行えない」という短いものだった。ただし、2014年版でもボーナス・アクションは行えず、無力状態になると精神集中が終了することは、それぞれ別の一般ルールで定められていた。
2024年版では、それらの処理が無力状態の項目にまとめられた。機能として新たに加わった主な効果は、話せないことと、イニシアチブ・ロールに不利を受けることである。
卓での注意: 無力状態だけでは、移動速度は0にならず、自分への攻撃ロールが有利になることもない。気絶状態、麻痺状態、朦朧状態など、無力状態を含む別の状態が追加効果を与える場合は、それらも併せて処理する。また、回避アクションの効果は、無力状態になると失われる。
できること・できないこと
| 処理 | 無力状態だけを受けている場合 |
|---|---|
| 移動 | 可能。移動速度は0にならない |
| アクション | 不可 |
| ボーナス・アクション | 不可 |
| リアクション | 不可 |
| 発言 | 不可 |
| 精神集中 | 直ちに終了 |
| 攻撃を受ける | 自動的に有利にはならない |
たとえば、無力状態になったウィザードは、精神集中していた呪文を維持できません。移動速度を別の効果で失っていなければ移動はできますが、早足アクションで移動距離を増やしたり、離脱アクションを行ったりはできません。
複合する状態を確認する
麻痺状態や気絶状態の説明に「無力状態を受ける」とある場合、無力状態の効果に加えて、元の状態が定める移動速度0、攻撃への有利、自動クリティカルなども処理します。「無力状態だから自動クリティカル」なのではなく、麻痺状態や気絶状態の追加効果によるものです。どの状態から無力状態になったのかを記録しておくと、解除条件も取り違えにくくなります。
関連項目: 気絶状態、伏せ状態、2024年版アクション一覧