不可視状態(Invisible)

定義(SRD 5.2.1準拠): この状態の間、次の3つの効果を受ける。①不意討ち——不可視のままイニシアチブを振るなら有利。②秘匿——「対象を視認する必要がある効果」の対象にならない(相手が何らかの方法で見える場合を除く)。装備品も隠れる。③攻撃への影響——自分への攻撃ロールは不利、自分の攻撃ロールは有利(見えている相手には無効)。

2014年版からの変更: 旧版の不可視状態は主に透明化の呪文・能力で使われていた。2024年版では「捕捉されていない」ことを表す共通タグに拡張され、隠れ身の成功でも付与されるようになった。

卓での注意: 「不可視=透明」ではない。物陰から堂々と歩み出れば発見される(隠れ身由来の不可視は攻撃・発声・発見で解除)。呪文由来か隠れ身由来かで解除条件が異なる点だけ意識すれば、運用はシンプル。

「見えない理由」と解除条件を分ける

不可視状態の効果は共通ですが、何によって得たかで持続時間と解除条件が変わります。

したがって、不可視状態の項目だけを読んで「攻撃しても必ず見えないまま」と判断することはできません。状態の共通効果と、その状態を与えた呪文・アクションの説明を両方確認します。

卓での確認手順

  1. どの効果によって不可視状態になったかを確認する
  2. 相手が暗視、超視覚、呪文などで実際にその対象を見られるか確認する
  3. 見えていなければ、視認を必要とする効果と攻撃ロールへの影響を処理する
  4. 行動後に、状態を与えた効果の解除条件を満たしたか確認する

不可視でも居場所が常に不明になるとは限りません。物音、足跡、直前にいた位置などから場所を推測できる場合があります。「見えない」「位置が分からない」「対象に選べない」は、それぞれ別に確認する必要があります。

効果文の「見える」を確認する

「見ることのできるクリーチャー1体」のように対象の視認を要求する呪文や特徴は、使用者が不可視の対象を見られなければ選べません。一方、範囲内の全クリーチャーへ作用する効果など、対象を視認する条件が書かれていないものまで不可視状態だけで無効になるわけではありません。

攻撃できるかどうかも、対象に選べるかとは別です。居場所を推測して攻撃できる状況でも、見えていなければ通常は攻撃ロールに不利を受けます。逆に超視覚などで見えている相手に対しては、不可視状態による攻撃の有利・不利は得られません。

関連項目: 隠れ身ルール解説不意討ち