『Forgotten Realms: Heroes of Faerûn』紹介——8つのサブクラスと18の背景

『Forgotten Realms: Heroes of Faerûn』は、2024年版ルールに対応したプレイヤー向けサプリメントです。2025年11月11日に発売され、キャラクター作成用の選択肢と、フォーゴトン・レルムで人物を描くための設定資料を一冊にまとめています。

先に結論

8つのサブクラスだけでなく、18の背景、34の特技、19の呪文、装備、派閥、地図までを収録しています。キャラクターの性能だけを増やす本というより、フェイルーンに根ざした人物を作るための本です。

本書はSRD収録外です。この記事では数値やルール本文を転載せず、公式の目次と紹介記事から収録内容と使いどころを整理します。正式な日本語名を確認できない固有名は、独自に訳さず英語で表記します。

基本情報

項目内容
原題Forgotten Realms: Heroes of Faerûn
発売日2025年11月11日
形式書籍/D&D Beyond
対応ルール2024年版D&D
主な対象プレイヤー、フォーゴトン・レルムでキャラクターを作りたいDM
主な内容キャラクター選択肢、地域・神格・装備・魔法・派閥・地図

収録内容の全体像

分野主な収録内容
キャラクターサブクラス8種、背景18種、特技34種
魔法呪文19種、Circle Magic(サークル・マジック)
世界設定フェイルーン各地域、神格、派閥
冒険の資料装備、乗騎、乗り物、旅、フェイルーン地図

公式目次は全6章と付録で構成されています。キャラクター選択肢は第1章に集約されていますが、第2章以降にも人物の出身地、信仰、所属組織を決める材料があります。

新規・改訂された8つのサブクラス

クラスサブクラス遊び方の焦点
バードCollege of the Moon(月の楽派)月を主題とするバード
クレリック知識の領域知識と情報収集に秀でたクレリック
ファイターBanneret(バネレット)仲間を率いる指揮官型のファイター
パラディンOath of the Noble Genies(高位精霊の誓い)高位のジンとの結びつきを力にするパラディン
レンジャーWinter Walker(ウィンター・ウォーカー)寒冷と氷雪を戦いに生かすレンジャー
ローグScion of the Three(三者の継承者)“死せる三者”と結びつくローグ
ソーサラーSpellfire Sorcery(呪炎の魔力)Spellfireを操るソーサラー
ウィザードブレードシンガー武器戦闘と魔法を組み合わせるウィザード

知識の領域とブレードシンガーは2014年版で既訳のあるサブクラス名としてそのまま採用しています。そのほかの6サブクラスは正式な日本語名を確認できないため、英語名に本サイトによる仮訳(私訳)を併記しています。

18の背景でフェイルーンとの接点を作る

背景は18種です。地域での暮らし、組織への所属、特殊な魔法環境での経験などが、キャラクター作成時の選択肢になっています。

代表例を挙げると、次のような背景があります。

背景キャラクターに加わる接点
Moonwell Pilgrimムーンシェイ諸島とムーンウェル
Mulhorandi Tomb Raiderムルホランドの遺跡と墓所
Dead Magic Dweller魔法が働かない、または乱れた土地
Flaming Fist Mercenary傭兵組織“燃える拳”団
Knight of the Gauntletガントレット騎士団
Lords’ Alliance Vassal領主同盟
Purple Dragon Squireパープル・ドラゴン軍
Shadowmasters ExileShadowmastersからの追放

すべてが派閥にまつわる背景ではなく、地域や生活史に結びつく背景も含まれます。背景名そのものが設定の入口になるため、フェイルーンに詳しくないプレイヤーにも使いやすい構成です。

サブクラス以外の見どころ

特技と呪文

34の特技と19の呪文が追加されます。サブクラスを変更しなくても、背景や特技、呪文から本書の要素を取り入れられます。

サークル・マジック

複数の術者が協力して1つの呪文を変化させる仕組みです。対象にできる呪文や協力者の条件は別記事で整理しています。

派閥とフェイルーン地図

ハーパー、ゼンタリム、サーイのレッド・ウィザードなどの派閥に加え、地域の概説と地図も収録されています。キャラクターの所属先や旅の出発点を決める資料として使えます。

こんな人に向いている

反対に、モンスターやアドベンチャー運営を中心に探しているDMには、対になるDM向け書籍『Forgotten Realms: Adventures in Faerûn』のほうが目的に合います。

参考資料

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