Circle Magic(サークル・マジック)とは?——複数の術者で呪文を強化する仕組み

Circle Magic/サークル・マジックは、複数の術者が協力し、1つの呪文の射程、効果範囲、持続時間などを変化させる仕組みです。2024年版ルール対応の『Forgotten Realms: Heroes of Faerûn』に収録されています。

先に結論

主たる術者が呪文を発動し、近くにいる協力者が魔法アクションを使って参加します。協力者全員が必ず呪文スロットを消費するわけではありません。必要な人数、距離、呪文スロットなどの追加条件は、選んだサークル・マジックの方法や個別の呪文によって変わります。

本ルールはSRD収録外です。ここでは公式紹介記事で公開されている範囲だけを要約します。実際に使用する際は書籍本文を確認してください。

基本情報

項目内容
収録書籍Forgotten Realms: Heroes of Faerûn
対応ルール2024年版D&D
役割1人の主たる術者と、1人以上の協力者
主な効果射程、精神集中、効果範囲、持続時間などの変更

サークル・マジックにできる呪文

公式紹介記事では、次の両方を満たす呪文が対象です。

たとえば、発動時間がボーナス・アクションやリアクションの呪文は、この条件に入りません。初級呪文も呪文スロットを使わないため対象外です。

主たる術者と協力者の役割

主たる術者

主たる術者は、通常どおり呪文を発動します。対象の選択、呪文要素の提供、呪文スロットの消費、必要な精神集中などを担当し、その呪文で求められる判断も行います。

協力者

協力者は主たる術者の近くで魔法アクションを使い、サークル・マジックに参加します。発動時間が1アクションより長い呪文では、発動が完了するまで毎ターン魔法アクションを使い、主たる術者とともに精神集中を維持します。

ここで重要なのは、協力者の呪文スロット消費は一律の基本条件ではないことです。選択する方法や個別の呪文によって、追加の呪文スロットなどが必要になる場合があります。

選べる6つの方法

正式な日本語名を確認できないため、方法名は英語のまま表記します。

方法変化する要素
Augment呪文の射程を延ばす
Distribute精神集中の負担を協力者と分ける
Expand呪文の効果範囲を広げる
Prolong呪文の持続時間を延ばす
Safeguard味方を呪文の効果から外す
Supplant高価な物質要素を術者たちの力で置き換える

主たる術者は、このうち1つを選びます。また、呪文によってはサークル・マジックとして発動したときだけ使える固有の効果があります。

サークル・マジックに対応する新呪文

公式紹介記事では、次の2つが例として挙げられています。

どちらも強化には高価な物質要素や協力者側の呪文スロットなど、重い追加条件があります。通常の戦闘で気軽に上乗せするというより、準備された大魔法や物語上の事件に向く設計です。

卓で使うときの確認点

サークル・マジックを採用するなら、発動前に次の点を確認すると処理が滑らかです。

  1. 元の呪文が対象条件を満たすか
  2. どの方法を選ぶか
  3. 必要な協力者の人数と位置
  4. 協力者に呪文スロットや精神集中が必要か
  5. 長い発動時間を確保できる状況か

プレイヤー側の大規模な儀式だけでなく、敵の魔術結社が進める計画にも使えます。DMにとっては、術者を倒す、輪を崩す、発動を遅らせるといった冒険の目的を作りやすい仕組みです。

参考資料

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