創作者向け——SRD 5.2とCC BY 4.0を日本語で使う完全ガイド

「D&Dのルールを使った同人シナリオを売っていいの?」「自作ツールにD&Dのデータを載せたら怒られる?」——答えは、SRDの範囲内なら、帰属表記さえ守れば商用でも堂々とできます。この記事は、その根拠と実務手順を日本語でまとめた創作者向けガイドです。

※本記事は法的助言ではありません。重要な判断は原文および専門家の確認を推奨します。

SRDとは何か

SRD(System Reference Document)は、Wizards of the Coast社が「この範囲は自由に使ってよい」と定めて無償公開しているD&Dルールの基盤文書です。現在は2つの版があります。

いずれもクリエイティブ・コモンズ表示4.0国際(CC BY 4.0)で提供されています。

できること(CC BY 4.0の効力)

必要な対価はただひとつ、帰属表記です。

できないこと

なお、配信・ファンアート・コスプレ等のファン活動はSRD/CCの枠組みではなく、別途「ファンコンテンツ・ポリシー」の管轄です。混同しないよう注意してください。

帰属表記——コピペ用テンプレート

SRD 5.2.1を使う場合(必須・原文のまま)

This work includes material from the System Reference Document 5.2.1 ("SRD 5.2.1")
by Wizards of the Coast LLC, available at https://www.dndbeyond.com/srd.
The SRD 5.2.1 is licensed under the Creative Commons Attribution 4.0 International
License, available at https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/legalcode.

SRD 5.1を併用する場合(追加)

This work includes material taken from the System Reference Document 5.1 ("SRD 5.1")
by Wizards of the Coast LLC and available at
https://dnd.wizards.com/resources/systems-reference-document.
The SRD 5.1 is licensed under the Creative Commons Attribution 4.0 International
License available at https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/legalcode.

日本語の補足文(例:「本作はSRD 5.2.1の内容をCC BY 4.0に基づき利用した非公式作品です」)を併記すると、読者にも意図が伝わります。

日本語で使う——有志翻訳という選択肢

公式の日本語版SRDは存在しませんが、有志によるSRD 5.2.1の日本語全訳がGitHubでCC BY 4.0公開されています(Riti0208氏によるもの)。CC BY 4.0の翻訳物なので、翻訳側の帰属表記を追加すれば、これを下敷きにした創作・転載も可能です。同リポジトリのREADMEが指定する帰属文をそのまま使いましょう。

訳語は有志独自のものです。正確性が問われる場面では英語原文を正とし、翻訳は参照補助として扱うのが安全です。

ケーススタディ

原文の入手先

SRDは公式サイト(D&D Beyond)でPDF配布されているほか、有志によるMarkdown変換版・日本語訳版がGitHubで公開されています。本サイトの解説記事は、これらの原文との突き合わせを経て公開しています。

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